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はじめに
At first

都市交通渋滞の緩和策について、近年は、より広い視野で考え公共交通機関をうまく生かして問題解決を図ろうとする意識が高まっている。

電車や地下鉄等の大規模輸送機関と、バス、路面電車等の 中小規模輸送機関とのハイブリッド、あるいは自家用車、自転車等の個別輸送手段との連結 といった形で、地域の実情にあわせた個性的で現実的な答えを用意しはじめている。在来の施設、設備を極力生かしその枠組みに最小限の投資をし最大限の効果を得る、という筋書が大切にされはじめてきたのだといえる。

経済の低成長時代にあって捻出できる財源が公共団体、民間企業ともに限られることから、何年にも亘り何十億と見積もられる長大な構想が禁じ手となって来ていることや、また欧州等での路面電車復活が鉄道に関心の強い人々の関心事としてだけではなく、社会科学の研究対象として十分脚光を浴びるほどに「都市間輸送」「都市内輸送」の在り方を論じる意義への理解の裾野が広がったことが 挙げられるだろう。

人口40万人を数える岐阜の街に走る名鉄岐阜市内線は、一民営鉄道会社が運営する1路線 であること以上に岐阜の街にとってシンボル的な存在であり、このまちの個性として多くの人達に愛されてきた。私たちは、より広い分野の人達が都市交通問題に関心をもち、生活者の視点で地域全体の調和ある発展を望みながら「街づくりのなかで市街電車をどう位置付けるべきなのか」市民の情報共有の下地が今求められていると感じた。そのために、ひとまず現代的な路面電車の意義を大切にしたデザイン、によってメッセージを伝えようと思う。

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