街づくりの中で果たす 
路面電車の役割について、
5つの柱で展示いたします。

岐阜市電とまちづくりの
デザイン小展覧会

この街の路面電車を、この街がどのように愛してゆくのか、を考える市民参加による「岐阜市電とまちづくりを楽しむ会(仮称)」の設立を目指し、その活動の方向や考え方を整理する展覧会「岐阜市電と街づくりの小展覧会」を10月に開きます。

 前回の展覧会から3年、私たちの調査の他、関わりがある全国の事例、調査報告なども織りまぜ、都市において路面電車とはどのような意義をもつのか、そして岐阜の街にとっては?、と言ったことを感じていただけるような展示を目指します。

■会期および会場

会期、10月16日から22日の6日間
会場、岐阜市神田町通、日の丸会館

■テーマ:
「街の楽しみにアクセスするトラム」

■この展覧会の運営は、


■各展示群の展示目的、方針、形態

商売繁盛とトラム

商店街の活動と公共交通が、現在どのようにかかわりを持っているのか、将来どのようにかかわりを持つ可能性があるのか、について述べてゆきます。

◆商店街等と公共交通事業者との提携事例(岐阜未来研究団)
これから岐阜の商店街のみなさん(主にKOGANE塾のみなさんたちを想定)に働きかけて、一緒に調査活動をできないか、と考えています。
調査内容は、全国の商店街の公共交通との関わり方(利用者への発行状況、駐車券との組合せ状況、費用手当て、実施までの経緯・歴史、その他)、全国の路面電車事業者のフリーチケットの発売状況(価格設定、有効期間設定、利用範囲、発売の経緯・歴史、週あたり発行枚数、その他)を想定しています。あわせて、それぞれの商店街、事業者が負担を許容できる範囲をうかがう事も予定しています。

◆回遊性調査結果について(佐伯俊輔+安田真琴)
公共交通が、都市においてどの程度利用者を中心部に導き、導かれた人たちがどのように過しているのか、についての調査を99年度に行いました。その結果についての報告です。

◆店舗づくり調査結果について(鈴川尚宏+安田真琴)
公共交通からの「見え」を意識した町並みづくりがどの程度行われているのか、またそれがどの程度効果を発揮しているのか、についての調査を99年度に行いました。その結果についての報告です。


街の暮らしとトラム

路面電車がある事が、街の表情をどのようにさせ(またその可能性)、街での暮らし方をどのように形作らせているのか(またその可能性)、に関して述べてゆきます。

【演習記録】都市と広場と路面電車(千葉大都市環学生18名と教官陣)
都市における広場の役割が何なのか、そしてその役割を踏まえた路面電車の停留所づくりにはどのような可能性があるのか、についての授業が99年度に行われました。その成果についての報告です。

◆徹明通のトランジットモール化について(まつき+ホリ+佐伯+鈴川)
岐阜市において交通体系上自動車交通の渋滞のボトルネックとなっている電車通り、徹明通りから自動車交通を閉め出すことで起きる影響について、主に歩行者空間の変化を中心んに考えてみました。その展示です。

◆金沢市中のトランジットモール化について(高木昇司)
金沢市の都心軸を大胆にもトラムを通してトランジットモール化してしまおう、という計画です。一部モデルも交え、伝統的町並みと好対照を為す先進的なデザインを生かした対比の妙を披露してもらいます。


バリアフリーとトラム

公共交通が都市におけるバリアを取り除くのになぜ有効なのか、都市においてバリアを取り除くために必要なこととは何なのか、について考えます。

◆公共交通のバリアフリーの現状、展望(バリアフリーデザイン研究会)
公共交通が都市のバリアフリーを促す道筋について、熊本において超低床の路面電車を導入する決断を行政が行うに至る、団体としての活動の経緯と重ねて展示していただきます。

【写真展】ヨーロッパの都市における交通のバリアフリー(同上・丸山力)
本年の6月下旬にヨーロッパに視察を行う、その視察成果について現地の貴重な写真も交えて、ビジュアルに展示していただきます。

◆バリアフリーに配慮した、名鉄美濃町線の新型電車800系
新しく導入された名鉄美濃町線のバリアフリー電車について、名鉄さんからの資料提供も見込んでどのように在来電車と違うかを中心に展示を行います。


【勉強会】これからのトラム

閉塞感を伴う中規模都市周辺での鉄軌道事業運営について、ヨーロッパの同事業体の運営ノウハウなどをヒントに、これからの日本におけるありかたについて考えます。また平行して高性能を体現できる車両デザインについてデザイナーが取組みます。

◆美濃方面都市化の方策(安藤+中尾)
岐阜市の美濃町線をモデルにした新しい事業運営計画を、事業者+周辺自治体+α、という枠組みで構築するアイデアについて、発表します。

欧米のトラム運営環境再建への取組み(作業の枠組みが未定
都市交通計画研究の一人者である服部さんがアメリカの視察などを通して収録された数々の写真をもとに、これからの日本の都市交通について参考になると思われる成熟した都市交通環境のための背景や小道具について、展示を考えています。

◆岐阜市内線のための電車デザイン私案(末松亘+服部ひとみ)
97年3月に展示した内容の内、トラム本体に絞って様々なみなさんの意見を踏まえてディテールを詰めたものを展示します。


【勉強会】シニア・ライフスタイル

街づくりにおいて高齢者の外出を促す意味に関する展示を試みます。「高齢者が自らの意志で居場所を、さがせるのは、つくれるのは、中心市街地しかない」といった主張に結び付けます。

中心市街地における高齢者のセレクトショップ(岩月純子)
高齢者の求めるにぎわい空間とはなにか、という問いかけに答える、シニアショップの新しいスタイルの提案について、調査からデザイン、提案に至るプロセスも交えて展示してもらいます。

【写真展】ポルトガルにおける多様な人々の路面電車の使い方(佐伯俊輔)
ポルトガルの街で拾った、高齢者が街にアクセスしている姿と、その彼らがどのように街に出てくるのか、という決定的瞬間を、写真によってビジュアルに表現してもらいます。

◆金沢市ふらっとバス導入前、導入後の利用者と住民の変化について(高橋令子)
先日実施された、第2回のバス導入後の意識変化/利用状況調査において、第1回に比べて高齢者の外出が30%ほど上昇していることが明らかになったそうです。東京都武蔵野市のムーバス以来のコミュニティバスの意義を高齢者の暮らし方から眺めてみます。

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