基礎デザイン展示関連

シェルター

基礎デザイン展示関連・停留所シェルター



現在の停留所の在り方から大きく代わる、シェルター付き停留所を考えるにあたっ て、現行のものをそのまま施設化するだけではなく。他の手法に基づく停留所施設 と対比させて具体的にそれぞれの意義についてイメージすることとした。3つのパ ターンを考えるにあたってみてみたいと考えたポイントは以下の事となる。以下の点に関する検証を今後行うことを前提に仮説立てをデザイン提案と同時に行うこととする。

1. それぞれの施設の形態のちがいが利用者に与える電車利用に関する心理的影響を考える。

2. それぞれの施設のレイアウトの違いが街づくりのなかでの意義のちがいを生むが、その影響を考える。

3. それぞれの施設の設備のちがいが、利用する際の便利さの違いになって現われるかを考える。

4. それぞれの施設の形態のちがいによって、人の流れが変化するが、上記のそれぞれ以外に、自動車を含む交通事情にどう影響するかを考える。

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A案 現状に一番即したタイプ

変更を最小限に抑える案

特別な施設変更をせずに新たにシェルターを作る案。

平面的には在来の条件と同様で、これまで自動車が乗り入れ自由だった区域がプラットホー ムとして造作される。屋根、情報板、改札が内部に仕組まれるため安全な空間というイメージが呼び起こされる。

◇メリット:構内の配線など大がかりな工事を比較的少なくでき、道路の占有状況の変更がない。

◆デメリット:施設化しないときに比べ車道が制限を受け、自動車交通の自由度が抑えられる。

街づくり上の変化■従来通りの停留所配置であり、大きな変化を伴わないが、待合場所としての 安全性は確保される。自動車交通の流れは障害が大きくなることから緩やかにならざるを得ない。 (歩行者にとっては望ましい)

その他●歩道側にも接近表示や情報掲示を設けることで電車が接近する最後まで、買い物を楽しむ ことができる。(この点は他案と共通の変化である)


B案:島式ホームを採用するタイプ

ホーム幅を最大限とれる案

配線を変更し、道路の中央にホームを集約して設けることで、倍近い広さのプラットホームをもつ 停留所とする案。バリアフリーを実現するために車椅子が余裕をもって往来できるようにするため にもホームの幅は余裕をもって設定したい。道幅の限界との条件のせめぎあいである。

◇メリット:道路の幅員が十分にとれない状況でも比較的十分なホームの幅をとることができる。

◆デメリット:車道が上り下り線とも同じ場所にあるため一箇所で非常に狭くなり制限を受ける。

街づくり上の変化■停留所が統合されていることから、街へ繰り出す出発準備ステーションとし てのシンボル性をもたせやすい。

その他●歩道側にも接近表示や情報掲示を設けることで電車が近づく最後まで、買い物を楽しむこ とができる点は他案と共通の変化である。


C案:歩道の一部をホーム併用とするタイプ

バリアフリーを最大限に実現する案

車道と歩道のあいだに線路を配し、少しでも道幅のスペースを稼ごうとする案。同時に駐車違反を なくして行くことができる。

但し、沿道の商店は仕入れなどの商業活動に関わる荷の出入りの方法を別途配慮する別の手だてが 求められる。

◇メリット:ホームに充てる幅が浮くため、相対的に広く道を使うことができる。

◆デメリット:車道と歩道のあいだになるため、歩行者の間近に常に列車が行き来することとな る。業務用車の一時停車すら不可能となる。

街づくり上の変化■ホームが商店のすぐ前に来るので、乗り降りの準備はとても手軽にできる。 ハンディキャッパーにとっても、道行く人達からの介助を受けやすく、バリアフリーを実現する手 段としても他案に比べ有効なものと考えられる。

その他●接近表示や情報掲示を設けることで電車が近づく最後まで、買い物を楽しむことができる点は他案と共通の変化である。


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