2. 料金関連各種

生活のなかで活用しやすい市電、と云う方向を実現するためには、なにより「運賃が安い!」事が求められる。しかし、運営を司る事業者の側から考えれば、運賃を下げることほど非合理的なことも無いようにも感じられるだろう。互いの歩み寄りがスムーズに成立するためには「受けるサービスの内容に見合う代金」でなければならない。が、電車の場合、遠くへ運んでいくら、という世界であるため、自ずと市街電車には不利が付きまとう。

しかし、逆に市電の特長は純粋に町の足である点にある、ということを見据えた発想に立てば、利用者が「とにかくあらゆる場面で市電を利用するほど頻繁に市民が乗る状況」が成立すれば、先に述べた"サービスと代金"の問題で歩み寄ることができる。単に運賃を下げるのではない「電車の低廉な利用が可能となるシナリオ」があるのではないかと考えた。

ポイント

◆ きわめて高密度に乗車できる仕組み。

◆ 「一定水準以上の運賃回収」と「一定水準以下の支出」

 効果としては、旨い目が出れば、他の街から来た人達がこの流れに加わって、運賃を落してくれ やすくなるかもしれない。

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2a. 大きな割引の多枚数回数券(束回数券)

定められた運賃の枠のなかで、少しでも多く割り引くための仕組みとして、回数乗車券のセット数 を多くし、そのぶん割り引く。「◆◆さんの家には、電車の切符を帰りにくれるから電車で行こう」 と云った気持ちが働くように岐阜の街全体が変われば、市電がひとつの文化となる。庶民の足とし ての立場を不動とするため、この見方は今後欠かせない。


概要●30枚程度を一セットに、通常よりも大幅に割り引く。沿線の人達なら、お客さんに握らせて帰らせるなどのもてなしができる文化を導きたい。

方法●セットを用意する。同時に進物用セット、帰りの足代への呼びかけポスター、と云ったソフト面の提案を連発する。

目的●市電の庶民の足としての立場を不動とし、ちょっと出かけるのにも「電車で行こう」と云った気持ちが働くようにするため。

効果●街を行くのに便利だと利用者が実感すれば、一般的に利用されるようになる可能性はある。

「切符のおみやげ」が岐阜の文化となるように。


カードを使った月決め支払による

2b. 定期券水準に近い累積利用割引


一回あたりの乗車運賃を割り引くこととは別に、定期乗車する人でなくとも、定期乗車している利用者なみの水準を実現する手段がありえないかと考えた。(フォローペイ方式)


概要●一月毎に路面電車の運賃が、使えば使うほどおトクになって行く後払い式累積割引。どれだけ乗車しても最大支払い限度額が決まっている(例えば、一ヵ月の通勤定期の1.2倍の値段で精算される)。持参人式でも可能ではないだろうか。

方法●カード決済の仕組みを利用できる切符自販機によるチェックを行う。鉄道会社は累積額を銀行等から引き出して行く。鉄道系カードに入る条件等を生じさせて集金の効率化を図る。

目的●定期に比べた割高感から解放させる。

効果●利用者は漸増するのではないだろうか。

展開●これに加え鉄道系カードを市内商店街共通で使える信販カードとして使える仕組みを組み上げる。このことで、イベント関連やプレミアにさらに深く連動できるようになる。

 

持参人式として自由に融通可能にする。


家族単位の

2c.月決め支払累積利用割引

定期乗車する人を家族単位とした精算方式。同じく定期乗車している利用者なみの水準を実現する手段 として。(フォローペイ方式)


概要●家族単位に一月毎に、路面電車の運賃が、使えば使うほどおトクになって行く後払い式累 積割引。どれだけ乗車しても最大支払限度額が決まっている(たとえば、一ヵ月の通勤定期の1.6倍の値段で精算される)。持参人式でかつ複数人の乗車が認められるような形にしても良いだろう。

方法●カード決済の仕組みを利用できる切符自販機によるチェックを行う。 家族用ということで決済用カードを複数設定できるようにする。 鉄道会社は累積額を銀行等から引き出して行く。鉄道系カードに入る条件等を生じさせて集金の効率化を図る。

目的●定期に比べた割高感から解放させると同時に、家族での電車使用に便宜を図る。

展開●これに加え鉄道系カードを市内商店街共通で使える信販カードとして使える仕組みを組み上げる。このことで、イベント関連やプレミアにさらに深く連動できるようになる。

 

一度に多人数で使う事ができる