1.気軽に街に向かわせる手段

都市を巨大なショーケースにする装置づくり

街へ向かわせる手段については、利用者が電車を移動手段にするだけで街とかかわりが生じるよう「現在位置の確認が容易」「車外の雰囲気が臨場感もって味わえる」「乗過しても仇とならない改札/料金体系」「興味の起点としての情報告知」といった仕掛けを講じる。市街地を巡る電車車窓から、街というショーケースを俯瞰→確認→凝視と順にフォーカスさせる。この「街路のショーケース化」への要求を満足できるシステムによりクルマでの来訪との差別化を図る。


1a.乗降システムにまつわるソフト面の提案

街のショーケース化には、何より気軽に乗降できることが必要である。現行運賃170円では 3回乗れば500円を超える。せめて地域住民には日額 500円、月額5000円程度の運賃体系としたい。ストアードフェアシステムやゾーン制等利用者の便宜を優先した運賃システムへの取組みが、住民、行政、事業者の努力で実現可能であるとの思いを込めて、サンプルのチケットによって提案した。

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1b.エクステリア

街のショーケース化へのもう一つの柱は、軽快に乗降できることである。来訪者が都市回遊の際に「水平エレベーター」として使われる様に想定した。乗降容易で解放感ある空間を内部に確保しながら軽快感を現す外観。同時に岐阜市内線の歴史を体現できるスタイルとした。運用車両数を増やし乗車機会の増加する小車両から、長大で郊外路線からの乗入れに対応できる車両まで、3つのバリエーションを提示した。

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